鈴鹿市内のとあるｼｮｯﾋﾟﾝｸﾞｾﾝﾀｰの一階には
僕の大好きな「ﾛｯﾃﾘｱ」があります。
ちょくちょく行くのですが
そこで ある人に出逢いました。
たぶん歳のころは、50歳代
ちょい小太りで 坊主頭
ｲﾒｰｼﾞするなら「裸の大将」の
芦谷雁之助と言えば解りやすいでしょうか。
どこにもいそうな風貌なのですが
ひとつ 特徴があるんです。
その方 女性の服を着ているんです
あえて女装とはいいません。
夏だったので 白とﾋﾟﾝｸ色の花柄のﾜﾝﾋﾟｰｽ
帽子は、ｷｬﾝﾃﾞｨｷｬﾝﾃﾞｨが被るような
これまた乙女ちっくなお帽子です。
なんで 坊主頭だって解るのかって？
だって ﾛｯﾃﾘｱで食事してる時は
ちゃんと帽子をとっていたからです。
僕ね この方を見た瞬間
「ちっ！やりやがるな！」って思ったんですよ
理由も経緯も わからないけど
単純にこの方は、その服が着たかったんでしょうね
たぶん 最初は多少なり葛藤はあったと思うんですよ
でも、最終的に勝ったのは
「自分のやりたい事をやる」
「自分の気持ちに正直になる」って事だったんでしょうね。
僕も大概 自分のやりたい事やってきたんですが
その種類が全然違ってた
「くそー！このおっちゃん
めっちゃ 自分のやりたい事やりやがって！」って
頭ん中で 嫉妬なのか
なんか よう解らんけど
他人に迷惑をかけない前提で
自分に正直な
この おっちゃんが 眩しく想えました。
一緒にいた小学生の娘が
「あの人変なの～女の服着てるよ～」と言いましたが
「馬鹿野郎！
あの方のｿｳﾙがわかんねぇのか！このｸｽﾞが！」と一喝
そう あの人は、自分の魂に従っただけ。
この話をたまたま 20代のお客さんに話すと
「実は、同じような事がありまして・・・」と
彼がたまたま 通りかかった路上で
独りｷﾞﾀｰをかき鳴らし
大声で歌う若者がいたらしく
彼もまた その路上ｼﾝｶﾞｰを見て
僕とほぼ同じような感情を抱いたそうです。
彼が想ったのは
「くそー！気持ち良さそうに歌いやがって！」
「俺の出来ない事をさらっと やりやがって！」
だと思います。
いろんな理由付けは、できます
でも 結局 僕も彼も単純に
自分の魂に従って動いている彼等に
「憧れ」を感じただけかと・・
ちなみに おっちゃんの車は、
ﾀﾞｲﾊﾂのﾋﾟﾝｸの可愛い軽自動車でした。
最近見てないけど 元気にしてっかな～