ﾎﾝﾀﾞNSR250R-MC28-　その2

ちょっとS木さんのﾄﾞﾗｯｸﾞｽﾀｰ400の続き。

ｴｱｸﾘｰﾅｰｴﾚﾒﾝﾄを交換、これぐらいだと解り易いですね、

意外と古いｴﾚﾒﾝﾄ単体で見ると、ｷﾚｲに見えてしまいますが

新品と比べると一目瞭然です、

目視での汚れ具合だけでは、実際の機能低下は、解りませんので、

定期交換、車検時に交換するとか、決めておいたほうが良いですね。

ﾌﾛﾝﾄのﾏｽﾀｰ、ﾘｻﾞｰﾊﾞｰﾀﾝｸ周り　塗装が剥がれてきています。

ﾀﾞｲﾔﾌﾗﾑを外してみると、ﾌﾞﾖﾌﾞﾖになっていて、再度ﾌﾀをするのも大変な状態、

これが原因か解りませんが、形が変形しているなら要交換です。

さて、Y崎さんのMC28、

ｺﾂｺﾂと進めております。

ｷｬﾌﾞﾚﾀｰのｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ、NSRを良い状態に保つには、必須作業です。

分解して、洗浄。

88,89とは、全く別物で非分解箇所があります、

そういう時は、ｷﾂｲ溶剤は、使用できません。

確実な通路確保と汚れ落としを慎重にやります。

新しいﾊﾟｯｷﾝに換えて組んでいきます。

このｷｬﾌﾞﾚﾀｰ　以前に開けた形跡があります。

ｽﾛｰｼﾞｪｯﾄやﾊﾟﾜｰｼﾞｪｯﾄのﾏｲﾅｽﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ差込部がやたら広がっています、

これは、ｻｲｽﾞの違うﾄﾞﾗｲﾊﾞｰで外したり、締めたりすると

こうなってしまいます。

だからｷｬﾌﾞﾚﾀｰの作業時は、やたらと色々なｻｲｽﾞやﾒｰｶｰのﾏｲﾅｽ

ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰを使用するのです。

少しでも合わない時は、工具屋さんへ走ります。

このｷｬﾌﾞﾚﾀｰのﾌﾛｰﾄﾋﾟﾝは、軽圧入するﾀｲﾌﾟですので、ｽッとは、抜けません。

以前作業した人が　それをﾍﾟﾝﾁか何かで引っこ抜こうとした跡があり

端っこｶﾞﾘｶﾞﾘになってます。

使用に問題ないのですが、僕がしたと思われるのも嫌なので

交換しようとしたら、既にﾒｰｶｰ在庫無しの廃盤になっていました。

ちなみに、ﾆｰﾄﾞﾙも見た目の磨耗具合から是非交換したかったのですが

既に在庫無し、廃盤でした、今は、まだ得に問題ないのですが、

今後、その影響が出てきたときが怖いですね、

とりあえず　完成です。

ｴｱｸﾘｰﾅｰﾎﾞｯｸｽも洗浄します、たぶんMC21からだと思いますが

ｴｱﾎﾞｯｸｽの前方に丸い形をした小さなｴｱﾌｨﾙﾀｰというものが付いています。

ﾊﾟｯと見、気付かないのですが、実は、これが大事で、

万が一　ｺｲﾂが水とかで濡れてしまったりすると　

ｴﾝｼﾞﾝが全然回らなくなってしまいます。

濃くなってしまうのか、知んないけど、その時は、焦りましたねぇ～！

まぁ・・・つまり一度やってしまった経験があるという事です。

続きまして、ｳｫｰﾀｰﾎﾟﾝﾌﾟの穴から何やら漏れてきてまして、

ｴﾝｼﾞﾝの底がﾍﾞﾄﾍﾞﾄになってます。

どちらにせよ　ﾒｶﾆｶﾙｼｰﾙが駄目になっているようなので交換です。

ｴﾝｼﾞﾝのRｶﾊﾞｰを外して、ｳｫｰﾀｰﾎﾟﾝﾌﾟ関係の部品を外して、洗浄します。

部品は、入荷済みでしたが、ｳｫｰﾀｰﾎﾟﾝﾌﾟｼｬﾌﾄに付いているｷﾞｱの

ｸﾗｯｸが酷かったので　交換する事にしました・・・・と言いたいところですが

はたして　この部品は、未だﾒｰｶｰにあるのでしょうか？

とりあえず待ちです。

部品が手に入ると、当たり前に思えるから、分解しているわけで、

無かった時の後悔と恐怖といったら、もうﾀﾏﾘﾏｾﾝ・・・・

でも、無いからと言って駄目なのが解っているのに、そのままにも

出来ませんし・・・　

古いﾊﾞｲｸって大変だなぁ～と思います。

今、現役で走っているﾊﾞｲｸもいつかは、そうなるんですもんね。