GSXR1100Wのキャブレターの続き。
部品が入荷したので進めていきます
各キャブレターボディを繋ぐジョイントのシールを
新品に交換して組み立てていきます。
この時点ではまだ仮組み
フロートに輪ゴムを引っ掛け軽くテンションをかけて
フロートがガソリンで浮いた状態を作り出します
ニードルバルブがバルブシートに刺さっている状態ですね。
そこにガソリンを流し込みニードルバルブから漏れが
ないかの確認作業です。
この方法だと僅かな漏れも見逃しません
ジョイント部を含め部品を新品にしたからといって
安心していると痛い目を見ます。
車体に取り付けてから問題が発生したり
気付かないレベルで漏れがあっては
このオーバーホール自体無駄になってしまいます。
少しの間 この状態で放置して様子を見ます。
その間 他の作業を進めましょう
新規のお客様 I 関さんの636R
転倒してしまったようで その修理です。
他の部分は既に修理済みなんですが
転んでから握り代のおかしくなった
フロントブレーキが・・・・
エアがかんだんだろうとエア抜きを兼ねて
フルードを交換しました。
握り代が元に戻ったので 確認の為に試走に。
最初は調子良かったんですが ブレーキを使う度
なんか握り代が変化してるぅ・・・?
なんかレバーがパッツン、パッツン!になってねぇ?
ブレーキかけてないのに微妙にブレーキかかってねぇ?
これはヤバイ!・・・とフロントブレーキをかけず
そろそろと帰ってきたけど、原因が解らないです。
で、フルードのエア抜き作業時 違和感があったので
マスターのオーバーホールをすることにしました。
バラして洗浄して各部をチェック。
新品のピストン
これがメーカーバックオーダーで
入荷まで首を長くして待っていました。
ピストンシール挿入器具
このテーパーを利用してピストンに
すぅ~っと入れて ストンと落とします。
この手の作業をする時はシールを傷付けないよう
指の爪を切ってからやったりします。
転倒時 レバーが折れたようで
オーナーさんがヤフオクで落としたレバーが
微妙に合っていない為
正規品を新品で取り付けて完成。
車体に取り付けましたが
ブレーキホースが短く取り回しも相まって
パッツン、パッツンだった為、バンジョーアダプターだけ
交換して 何とか許せる範囲になりました。
リザーバータンクも日焼けしてボディの樹脂が
ヤバかったので新品に交換しました、
以前 同じようなリザーバータンクの方が走行中
クラックが入って漏れてきた人がいましたからねぇ。
後はフルードを入れてエア抜きをして完成
エア抜き際 違和感もなく 普通になっていたので
効果があったようです。
まだ試走してないから解らないけど
今度は大丈夫?
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