昨日 ﾊﾟｿｺﾝに妙なﾒｰﾙが・・・
「はじめまして、明日〇時頃 伺いたいのですが開いてますか？
宜しくお願いします。 竹田」
竹田って・・・
送信者にどかんと「古〇 〇」って出てるし・・・
その翌日 今日 〇時頃 一台のﾄﾖﾀ86がやってきた。
中から出てきた男二人
鈴鹿選手権SP400時代のﾗｲﾊﾞﾙだった F君とその息子さん
そう 僕のﾌﾞﾛｸﾞで不定期掲載している
「にほんむかし話」に出てくるF君本人だよ。
名を伏せて驚かせるつもりだったようだけど
送信者が表記されている事に後で気付いた模様。
久しぶりの再会 たぶん19年振りかな？
連れてきた息子さん19歳 好青年の男前
息子さんの車を愛知で購入し 引き取り帰りの途中寄ってくれた。
共通の知人から 僕が今 ﾊﾞｲｸ屋やってる事
ﾌﾞﾛｸﾞで二人の過去を書いている事を知ったんだって、
きめ細かくﾚｰｽの内容を記憶している僕と違って
F君はあんまり 憶えておらず
僕のﾌﾞﾛｸﾞを読んで「あ～そうそう」的に思い出しながら
全部 読んで懐かしんでくれてたみたい。
19年振りとは思えないくらい あの頃と変わってなくて
数日前にｻｰｷｯﾄで会っていたんじゃないかってぐらい
お互い 違和感なかったな
それでも やっぱり積る話は尽きなくて
寒空の下 立ち話で2時間近く話込んでしまったかも
（店の中 預かりﾊﾞｲｸで一杯だったもんで・・・）
息子ちゃん ごめんよー寒かっただろ～<(_ _)>
あの時 強烈なｶﾜｻｷ軍団に
たった二人 ﾎﾝﾀﾞで切り込んだ僕達 二人だけが持つ
共通の記憶
ﾏｼﾝ的に劣勢だとかそんなの関係なく
勝利を渇望し 転倒も恐れぬ走りをしたF君（転けたけど）
生粋のﾌｧｲﾀｰだった
今でも絶対言える事は
彼がいなきゃ 僕の覚醒もなかった
ﾚｰｽの記憶と共に彼と競ったｼｰﾝや後ろ姿は
鮮明に脳裏に焼き付き残っている
「あの頃は ぶつけ合って走っていたよね～」って
今でこそ笑い話だけど 若かったんだね俺達も。
家族に昔話なんてしないだろうけど
息子ちゃんに お父さんの凄さ 少しは伝わったかな。
本当に今日 会えて良かったよ 来てくれてありがとうね
性格もｽﾀﾝｽも違う二人だけど
懐かしむ事はあっても 後悔も未練もない
それだけは 二人の共通意思。
誰だかが言っていたような気がする
「ｽﾎﾟｰﾂをするうえで一番大切な事は最高のﾗｲﾊﾞﾙと出逢う事」
間違いない。
何事も結果が全てでなく 大切なのは そのﾌﾟﾛｾｽ
やりきった その後の人生は結果以上に実りがあると思う。