ｶﾜｻｷ GPZ900R　3巻

ｴﾝｼﾞﾝ水周り系の部品が入荷するまで

車体系を進めていきます。

ﾘｱﾌﾞﾚｰｷｷｬﾘﾊﾟｰ

中古車購入の際

ﾌﾞﾚｰｷﾊﾟｯﾄﾞの残量を確認したり

する方も多いんじゃないでしょうか。

しかし

そこは、対して問題では、ありません。

むしろ、そこが落とし穴で

ﾌﾞﾚｰｷﾊﾟｯﾄﾞを新品にされていると

それなりに良く見えたりしますからね。

特に外観からでは、

そのｷｬﾘﾊﾟｰの状態は、把握できません。

ﾌﾞﾚｰｷﾊﾟｯﾄﾞを外してみると・・・

ｽﾃｰｼﾞ4の末期状態だったりします。

古いﾊﾞｲｸは、数多く見てきましたが

この状態なのは、中々お目にかかれません。

ﾀﾞｽﾄｼｰﾙがぶにゅ～とはみ出してきています。

ﾋﾟｽﾄﾝも錆々でもう使えませんから

新品に交換です。

ﾋﾟｽﾄﾝ抜くの

めちゃくちゃ大変でした～

ﾌﾞﾚｰｷﾊﾟｯﾄﾞしか換えず

何年も乗りっぱなし

ｷｬﾘﾊﾟｰﾒﾝﾃﾅﾝｽを怠ると

差はあれど

まぁ、こんな感じになります。

こうなると

もはやﾌﾞﾚｰｷの役割は、果たさず

ひたすら　ﾌﾞﾚｰｷﾃﾞｨｽｸを攻撃しまくります。

残念ながら　このﾆﾝｼﾞｬのﾃﾞｨｽｸも死亡です。

ｵｲﾙｼｰﾙの入る　二本の溝に

蓄積した結晶化ﾌﾞﾚｰｷﾌﾙｰﾄﾞを

ｶﾘｶﾘと地道に除去します。

それを除去しないと

ｵｲﾙｼｰﾙを新品にしても意味がありません。

結晶化したﾌﾞﾚｰｷﾌﾙｰﾄﾞが

悪の根源なんですから。

結晶化する原因の多くは、

ﾌﾞﾚｰｷﾌﾙｰﾄﾞの交換を怠ったり

交換しても　上辺だけだったり・・・

ｷｬﾘﾊﾟｰ内のﾌﾙｰﾄﾞもｷｯﾁﾘ抜き取り

新たなﾌﾙｰﾄﾞに入れ換えていれば

このような状況も多少なり回避できます。