ｶﾜｻｷ ZRX1100 4巻

ZRX1100の続きです。

新品のﾐｯｼｮﾝを組んでいきます。

全て新品にしたかったのですが

2個のｷﾞｱがﾒｰｶｰ廃盤＆在庫無しの為

お古を使う事に。

状態が良く、今回のﾄﾗﾌﾞﾙに

関係無いｷﾞｱでしたので

良かったです。

もちろんﾊﾞﾗﾊﾞﾗでやってきますので

慎重にｼｬﾌﾄに各ｷﾞｱ、ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ、ｽﾘｰﾌﾞ、

ﾜｯｼｬｰ、ｸﾘｯﾌﾟを組み付けていきます。

ﾜｯｼｬーやｸﾘｯﾌﾟ、ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞﾟには、

裏表があって

向きも決まっています。

後、ｵｲﾙ穴も合わせて

そりゃ、慎重に・・慎重に

組んでいきます。

ｽﾀｰﾀｰｸﾗｯﾁも新品に交換。

ｾﾙﾓｰﾀｰを回すと

この部品を介して

ｸﾗﾝｸｼｬﾌﾄを回します。

もちろん　この部品が死んじゃうと

ｾﾙを回しても

うぃ～ん！と寂しい音が

鳴り響き　あなたは、途方に暮れる事になります。

一番厄介なのは、

ｸﾗﾝｸｹｰｽを割らなくては

交換出来ない所です。

ｶﾜｻｷのこの系統のｴﾝｼﾞﾝは、

全て一緒です。

他のﾒｰｶｰやﾊﾞｲｸは、基本

ｴﾝｼﾞﾝｶﾊﾞｰ開けたら交換できます。

ｸﾗﾝｸﾊﾞﾗﾝｻｰもﾍﾞｱﾘﾝｸﾞを交換します。

ｼﾌﾄﾌｫｰｸもｶﾞﾘｶﾞﾘに削れていたので

交換します。

もちろんｼﾌﾄﾄﾞﾗﾑも新品に交換。

この3本のﾌｫｰｸがｼﾌﾄﾄﾞﾗﾑの

溝に合わせて動き　左右にｽﾗｲﾄﾞして

ﾐｯｼｮﾝのｷﾞｱを動かし

その組み合わせて

一速・・2速・・3速・・となるわけです。

上下のｸﾗﾝｸｹｰｽを合わせます。

ﾐｯｼｮﾝ、ｼﾌﾄﾌｫｰｸ、ｼﾌﾄﾄﾞﾗﾑは、

こんな感じになります。

ｸﾗﾝｸｹｰｽを締める着けるﾎﾞﾙﾄは、

表、裏側にあります

表側を締めるのに

ｴﾝｼﾞﾝを起こしては、いけません。

上側に溜まったｴﾝｼﾞﾝｵｲﾙが

下に降りて来て

ｹｰｽ合わせ面に塗った

液状ｶﾞｽｹｯﾄに入り込み・・・

やり直しになります。

ですので、この状態のまま

締めつけます。

ｷﾞｱﾁｪﾝｼﾞﾒｶﾆｽﾞﾑです。

この時点で各ｷﾞｱが

ｷﾁﾝと入るか確認します。

ｶﾜｻｷのﾊﾞｲｸは、

回転を加えないと1速以上に

入らない仕込みがされています。

ｱｳﾄﾌﾟｯﾄｼｬﾌﾄ（ｽﾌﾟﾛｹｯﾄ着ける所）を

ｸﾙｸﾙと回しながら

ｼﾌﾄﾄﾞﾗﾑを直に回して

ｶﾞﾁｬ、ｶﾞﾁｬとｷﾞｱ変更確認するのです。

ここで確認しとかないと

完成後　異常が発覚すると

それは、もう悲劇です。

ｵｲﾙﾎﾟﾝﾌﾟも新品に交換します。

ｸﾗﾝｸｹｰｽにｵｲﾙﾎﾟﾝﾌﾟ

各ｵｲﾙﾗｲﾝ、ｽﾄﾚｰﾅｰ等を取り付けて

ｵｲﾙﾊﾟﾝを閉めます。

ｸﾗｯﾁは、

ｸﾗｯﾁ板、ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞ、ﾍﾞｱﾘﾝｸﾞ

その他新品に交換、

ｵﾙﾀﾈｰﾀｰﾁｪｰﾝ、ﾃﾝｼｮﾅｰも交換して

ｸﾗｯﾁｶﾊﾞｰを閉じます。

ｾﾙﾓｰﾀｰもｵｰﾊﾞｰﾎｰﾙ

清掃してﾌﾞﾗｼ、ﾊﾟｯｷﾝを交換します。

最後に外部のｵｲﾙﾗｲﾝを

取り付けて　完成です。

完成です

完成です

完成です

完成です・・・

でも一人じゃ

積むの無理～