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放課後WDM

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たまたま人探しで

 

過去のレースリザルトを見ていて

 

懐かしい リザルトを鈴鹿サーキットのホームページで見つけた。

 

2005年全日本選手権 鈴鹿ラウンド

 

僕の現役引退レース。

 

半年前ぐらいに

 

テスト中にバックストレートで2台と接触

 

200キロぐらいで バイクが宙を舞い 振り落とされ

 

何百メートルも転がり続けて

 

1ヶ月以上入院

 

身体もメンタルもボロボロで このレースを最後にしようと決めた。

 

ずっと走り続けてきた鈴鹿

 

僕の青春そのものだった鈴鹿サーキット

 

だから 最後は、鈴鹿で終わらせたかったんだよね。

 

と、まぁ そんな話は、置いといて

 

全日本ロードレース選手権鈴鹿Rd. ST600 参加台数77台

 

予選落ち33台

 

凄くない?

 

それも 予選ボーダーラインの2分19秒台だと

 

1秒の中に20台!

 

今じゃ考えられない程の大盛況

 

前年度の全日本鈴鹿のタイムを見て

 

「全日本 楽勝じゃん」とマジで思ってた。

 

そしたら 先に全日本走ってた知人に言われたのが

 

「わかってないな~ まぁ 出ればわかるよ」

 

確かに出たら 解った

 

自分のベストを 予選、決勝で出すのが

 

どんだけ難しいかを。

 

かけ引きが凄い

 

前を走っているライダーが急にアクセル緩めて

 

こちらも戻さなきゃいけなかったり

 

微妙にレコードラインに被るラインで

 

スロー走行してたり・・・・

 

で、速いライダーを待ち伏せして

 

引っ付き虫走法したり・・・・・

 

もう やきもきして 

 

「俺は、お前なんかに付いて走ってないわ!

 

一人で走りたいんじゃー!」と

 

どんだけ ヘルメットの中で叫んだ事か。

 

中堅どころのライダーがそんな事してくるから

 

正直 「しょーもない世界やな」とも思った。

 

予選は、2回

 

使用できるタイヤは、予選、決勝で2セットまで。

 

一回目の予選でベストが出てるライダーは、

 

2回目をユーズドタイヤで流し

 

予選ボーダーラインギリギリだったり

 

現状 予選落ちタイムしか出ていないライダーは、

 

2本目のタイヤを使う

 

当然 決勝は、ユーズドタイヤでスタートとなるけれど

 

予選を落ちたら 元も子もない。

 

先にも書いたけど

 

入院、リハビリで

 

鈴鹿を走ったのは、クラッシュ前の数周だけ。

 

実質 2005年型CBR600RRのセットは、

 

ウィークに入ってから開始。

 

セッションごとにメカニックが僕の要望を

 

的確にバイクに変換してくれたおかげで

 

徐々に好みのフィーリングになってきた。

 

予選2回目は、ユーズドタイヤのまま行くことにした

 

それは、決勝を見越してとか そんなんじゃなくて

 

このタイヤでも 今のフィーリングなら

 

充分予選通過タイムを出せると踏んだから。

 

出せるタイヤなんだから 換える必要は、ない

 

タイヤを理解するというのは、そういう事。

 

結果1秒近く短縮して 見事予選通過、

 

2日間でよく まとめれたと思う。

 

でも僕の全力は、ここまで

 

半年前のクラッシュで完全にメンタルをやられているから

 

まともな レースが出来るとは、思っていないので

 

あくまでも 完走

 

無事 最後を迎えたいと思っていましたから。

 

結果 リタイヤも多く 31位でした

 

淡々と単独走行、

 

接触転倒してるから

 

他車と絡んで走るのが無理だったんですよね。

 

いろいろあって

 

100点満点とは、いかないレース人生では、ありましたが

 

今現在 自分的にいい人生送れているので

 

それは、それでいいと思っています。

 

兎にも角にも 良い時代にレースが出来た幸せ者です。

 

追記

 

このレースのGP125クラスには、

 

今 motogpで走ってる 中上選手が出ていました。

 

たぶん まだ中学生だと思いますけど。


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