2日前に 腰を痛めてしまい
一日 寝てましたが 全く良くならない
むしろ悪くなってるし。
このままじゃ 仕事ができないので
病院へ行くことにした。
老人達の多い 外科病院でも
僕が一番 腰が曲がってる。
今日は運良く 空いていて
直ぐに診察を受ける事ができた。
ﾚﾝﾄｹﾞﾝを撮って
先生が「〇〇〇〇注射 打っとくねぇ」と、
ちょっと麻酔作用が出るので
一時間程 院内で休んでから 帰ってくださいね」と。
確かに 足の感覚が・・
車椅子に乗ってﾍﾞｯﾄﾞへ行くものの
その頃には、もう自立できな程感覚が無い。
看護師さんに 抱えられて何とか横になりました
看護師さんが
「普通に戻ったら 声かけてくださいね～」と
言って外されました。
しかし 待てど暮らせど 元に戻らない。
へそから下の感覚はｾﾞﾛ
自分で太ももを掴んでも
何か変なｺﾞﾑの塊を揉んでいるみたいで
自分の足じゃないみたい。
1時間経って 看護師さんが
「どうですか～？」と尋ねて来ましたが
「全く 感覚がありません」
「えぇ～まぁ 時間が経てば少しづつ戻りますから～」と
言って 戻って行った。
2時間経っても 変わらない。
先生も来て 「どう？？ｵｶｹﾝ君」
「いえ 全く」
「へぇ そうなんや」
「まぁ もう少し 様子見てくれる？」
「はい」
それから 僕は思いました。
こりゃ たぶん 駄目やな
半身不随のﾊﾟﾀｰﾝや。
どこぞの誰かが医療ﾐｽや医療事故で
死んだり、障害残ったりするんやから
自分になってもおかしくない。
まぁ しゃーないわ
先生も悪気があってしたわけやないし
僕を治そうとしれくれた結果やし。
とりあえず
保険やら障害手当やら保障で
もう 一生働かんでええとして
今 作業してるﾊﾞｲｸやな～
今の状態やったら
車椅子乗りながらでも 何とか元に戻せるから
それは、運が良かった。
それよりや！
今 下半身の感覚がｾﾞﾛなわけですよ
ということは、やで
尿意も便意もわからんし
放尿、放便？の制御もできんわけじゃない
ﾔﾊﾞくない それ！
もう 既にやで 出てるんちゃうの！
手でごそごそと ｽﾞﾎﾞﾝをさすって 確認したけど
まだ 大丈夫そう。
もう 既に午前中の検診を終え
一人ぼっちの僕
嫌や～ こんなとこで じょろじょろ・・・ぶりぶりぶり・・・
悲劇すぎる。
ん、待てよ 半身不随は受け入れるとして
こういう 恐怖に毎日 怯えながら生きるのって
ちょっと辛いかも・・・・
もし 神様がいるのでしたら
ちんちんと肛門の下からにしてもらえないでしょうか、
と真剣にお願いしてみる。
で、一定時間ごとに自分で
へそより下の感覚を確認してたんだけど
あれ、何かさっきより 感覚が戻ってない？
それから10分ごとぐらいに
少しづつ 下へ感覚が戻ってる。
けど お尻の感覚は戻ってない。
えー！ まさか そこは、後廻しなん？
ﾔﾊﾞｲから先に戻してくれー！
そのうち 足を持ち上げれるようになり
指がうごかせるようになり。
約 3時間後に自分でﾍﾞｯﾄﾞから起きれるようになった。
でも やっぱりお尻は、後回し。
やっと歩けるようになって
心配する看護師さんに
無理はしないと誓って帰りました。
正直 これは、まずいﾔﾂやと思ったけど
何か 普通に受け入れてしまったというか
まぁ しゃーないかと思ったのは、事実。
世の中何が起こるかわからんからね～
後 発見があったのは、
普段 僕等って体動かすのに
いちいち指令しないじゃないですか？
でね
全く 感覚の無い足を動かそうとしたら
脳から指令みたいなのが行くのがわかって
その飛ばした指令が
足が反応しないからか 戻ってくるのも わかったんですよ。
おいおい 戻ってくんなよ・・・とも思いましたけど。
というわけで
なんか 不思議な経験をしました。
ちなにみ 先生のﾐｽでも何でもありません
その人の体質、体調やらで
麻酔効用の差が出ただけですので。
その後は、普通に戻ってますし
腰の痛みも無くなりました。
初めての注射で
初めての経験をして ちょいびっくりしたなって話です。
