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Suzuki TL1000R 車検整備1巻

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Yさん 増車のTL1000R

 

車検でお預かりです。

 

スズキのV型2気筒車です。

 

見た目は綺麗な極上車ですが

 

なんやかんやで 約25年前のバイクですから

 

状態が良いわけがない。

 

この時代って

 

今程 メンテナンスにお金をかける時代じゃなかったんですよ。

 

2年おきに より良いバイクが発売されて乗り換える

 

当時 自分の乗ってるバイクに

 

価値が出たり、希少車になるなんて

 

誰も思っていませんからね

 

だから 状態が悪い。

 

このTL1000Rも絶滅危惧種に間違いない

 

なのに うちに3台って。

 

 

案の定、フロントブレーキキャリパー

 

ステージ4の悪状態。

 

シール溝に固形化したフルードがびっしり。

 

これって 爪楊枝でほじって取れるような

 

生易しいものでは、ありません。

 

金属の自家製工具で削り落とすレベルです。

 

付着しているというより

 

金属に浸食している感じです。

 

トキコキャリパーは構造上 こうなりやすいんですよ

 

まぁ きちんと定期的にメンテナンスしてれば

 

こうは、なりませんけど。

 

安心してください

 

うちのお客さんは、絶対こんな風にはなりませんから。

 

↓とにかく ひたすら カスを削り落とします。

 

 

特殊なリューターブラシで

 

特殊な使い方をして

 

荒れた面を均します。

 

 

最後に細かく研磨して 完了。

 

黒くみえるところは、

 

アルミ肌が浸食された部分です。

 

凹になってるわけですが

 

特に性能、安全性に問題はありません。

 

 

綺麗になったと思います。

 

キャリパーの中のフルードが一部

 

ゼリー状になっていたので

 

相当 フルードを交換してもらえてなかったのだと思います。

 

こうなると

 

たぶん マスターのシールもヤバいですよ。

 

え、今まで 大丈夫だったんでしょ?と

 

思った そこのあなた!

 

僕はもう 感じ取っています

 

少し 間を置くと

 

ブレーキレバーの握り代が僅かながら

 

大きくなっている事に。

 

多分 誰も気付かないレベルなんですが

 

僕 わかっちゃうんです。

 

これって シールが抜けかけてる初期症状。

 

で、とどめは、フルードを全抜きすると

 

完全にシール抜けて 終了です。

 

証拠はないですけど 

 

経験上 わかります

 

「こいつは、96%抜ける!」と。

 

なので マスターのピストンシールも交換します。

 

キャリパーのピストン↓

 

酷い錆が無くて ラッキー

 

と言っても 薄い錆が付着していたので

 

全部 研磨しました。

 

このTL1000Rとも激しいバトルの予感しかしませんね。

 

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