予選ﾋｰﾄ中 まさかのｴﾝｼﾞﾝｽﾄｰﾙ→ﾘﾀｲｱ
決勝ｸﾞﾘｯﾄﾞは
「ﾀｲﾑｱﾀｯｸ」と「予選ﾋｰﾄ」の合計ﾎﾟｲﾝﾄで決まるので
何とか5番手に留まれてる。
まだ 諦めるわけにはいかない
急いで原因追及をしてみるが
ｶﾞｽ、点火、圧縮、CDI ﾌﾟﾗｸﾞ等 特に問題無い
何より 普通にｴﾝｼﾞﾝがかかる。
少し「ん？」と思うところがあったけど
それが原因かと言われたら 何とも言えない。
不安要素を取り除いたわけじゃないけど
これで行くしかないでしょう。
そして いよいよ決勝ﾚｰｽ
APE100、NSF100、HRCｸﾞﾛﾑ,NSR50、NSR50mini、JOGの
異種格闘技
基本 排気量制限以外は何でもありのOPENｸﾗｽ。
正直 どのﾊﾞｲｸが有利なんかもわかりません
3年前にﾄﾞﾉｰﾏﾙのｼﾞｮｸﾞから始まり
都度 ﾊﾞｰｼﾞｮﾝｱｯﾌﾟを施しながらも
全く敵わず 悔しくて
泣いて帰った時もあった。
そして 昨年１年を費やして造り上げた
WDM JOG RR-R
全ては この日の為に
万感の思いが込み上げる中 ｺｰｽｲﾝ！
ｽﾄﾝ・・
ｺｰｽｲﾝした途端 ｽﾄｰﾙ・・・
ｵﾜﾀ・・
万感の思いにふけってる場合じゃなかった。
ﾀﾞﾒ元でｴﾝｼﾞﾝをかけてみる
ﾊﾟﾘﾘﾘ・・・・・・・・ かかった かかったぞ！
皆さんがｸﾞﾘｯﾄﾞに整列している中
遅れてｸﾞﾘｯﾄﾞｵﾝ
頼むから止まるなよー！
そして ﾚｯﾄﾞｼｸﾞﾅﾙ点灯 ﾌﾞﾗｯｸｱｳﾄでｽﾀｰﾄ！
案の定 前に車両がいる為
ｼﾞｮｸﾞの鬼ﾀﾞｯｼｭが無駄に。
4番手で1ｺｰﾅｰに進入
前ではM氏とK氏がﾊﾞﾁﾊﾞﾁに抜きつ抜かれつの
2位争いを展開
1ﾍｱで仕掛け損ねたM氏がはらんだ隙に
２ﾍｱで刺そうとしたけど 無理
その瞬間 Ｍ氏 ﾘｱからｽﾘｯﾌﾟﾀﾞｳﾝ
自分の前だったので ｱｸｾﾙを戻した瞬間
後ろにいたＡ氏にﾊﾟｽされる。
しかし 翌週の１ﾍｱでｲﾝを刺して3位にｱｯﾌﾟ
直後の２ﾍｱでＡ氏がｽﾘｯﾌﾟﾀﾞｳﾝ。
僕はその事を知らず
彼から逃げる為に必死に走った。
それでも ｴﾝｼﾞﾝが止まらないよう
ｱｸｾﾙの開け方には神経を配っていた。
ｴﾝｼﾞﾝも走っていない なんか燃調が薄い
なんか 窒息しかけてるような感じが伝わってくる。
今日 急激に上がった気温が原因かも、
通常なら気温が上がると濃い症状が出るのだけど
このｼﾞｮｸﾞの特殊なｷｬﾌﾞﾚﾀｰを構成するﾊﾟｰﾂ、配置に
悪影響を与えているのではないかと思った。
右手のｱｸｾﾙを通じて
ｷｬﾌﾞﾚﾀｰの機嫌を伺いながら走るもんだから
走りに集中しきれず
途中 縁石に乗り上げてｺｰｽｵﾌするものの
ﾎﾟｼﾞｼｮﾝを落とさずｺｰｽ復帰。
無難に残り周回を 走り切り
何とか3位表彰台をGET。
前日からﾄﾗﾌﾞﾙ続きで
当日も色々あり過ぎな中
ｼﾞｮｸﾞと共に目標を持って成長し戦ってきた日々を
思い起こすと 感慨深く
やはり 最高の喜びは 苦しみの先にあると思った。
まだ ｼﾞｮｸﾞは完成されたわけじゃないし
今日の走りは完調にほど遠いものだったから
まだまだ 速く走れる。
ｻｰｷｯﾄの意向により この車両で走れるのは
今年が最後となるみたいだけど
最後の最後まで
このｼﾞｮｸﾞを表彰台の一番高いところへ
連れて行ってあげれるよう もがいてみるつもりです。