A君のSP1の続きです
エンジンかけると焼けたクーラントの臭いがするので
サーモスタットケースを疑ってみた
ここだ!
ホース差し込み 錆びてるし 腐食してるし
やっぱり錆びてるし
前も書いたけど どちらも廃盤メーカー在庫無し
手直しするしかないです
磨きます ひたすら磨きます
まだいける
まだ使えるレベルに留めたかったので
こちらを先にやったわけです
こちらを後回しにして
後々 開けたとき使用不可能状態になってるほうが
悲惨だからです。
いくらバンドで締め付けようが
この差し込みの形状が保たれていなかったら
何しても無理ですからね。
センサーのお掃除をして
新しいパッキンにしましたが
悲劇は後程
ホースジョイントのパッキンも新品にします。
外したスロットルボディ 結構汚れているので お掃除します
左下の黒いのは取っちゃ駄目
これはもともと付いているモリブデンコート
バタフライの密閉性を保つ為のもの。
まぁ 古いバイクだと自然と剥がれているものもあるけど
現にこちらも ほぼ剥がれていたのも事実、
でも残っている分は剥がさないよう
汚れとモリブデンを見分けながら優しく清掃します。
プラグも新品に交換
オイルが滴っていた
オイルクーラーのジョイント部のパッキンも交換
スロットルボディを取り付ける
スロットルの動きが悪いと言っていたので
ワイヤーの状態を確認 ワイヤーは健全 むしろいい
ワイヤー内に注油し 他の要因を排除
結果 スパン!スパン!と超かるぅ~くなりました。
ここで 問題発生
先に漏れ確認でクーラントを入れていたのだけど・・・
こやつから また滲んでるし・・あぁ無情
また スロットルボディ外さなきゃいけないじゃん
パッキン新品にしたのにさー
ちゃんとパッキンの座り位置も注意したのにさー
んー座面の荒れかな?
で 手持ちのワッシャーで対処
これなら座面が多少荒れてても大丈夫!
純正パッキン 正直怪しかったし 不安があったから
最初から これにしとけば良かったです。
↓この冗談のような状況
エレメントが固定されておらず
ファンネルが転がっている修羅場
本当に蓋を開けた状況がこれだったんですからねー
エレメントを新品にして ちゃんと固定
エレメントを吸入口に押し付けたら
ちゃんとネジ穴の位置合うのに。
ファンネルもちゃんと固定
ファンネルの固定はエアクリーナーボックス後方の
固定も兼ねているので
きっと隙間が出来ていたはず。
で 最後の蓋をする
蓋のビスは7本
内2本 ネジ穴馬鹿になる寸前
ギリ8割締め付けが可能ですが
最後の一締めはできません したら馬鹿になる
ここの ネジ穴は樹脂です
適当に絞めれば どんどん新しいネジ穴が掘れます
それを繰り返せば最後にはただの穴になります
そうなるとエアクリーナーボックスを交換しなきゃいけません
そうならないように
前に掘られた穴に沿ってタッピングビスを通せば
いいだけなんですが それが出来ない知らない人が多い
確実に言えるのは そういう人が次
ここのネジを入れたら2か所のネジ穴が馬鹿になるという事実です
さて エンジンかけるか・・・
きゅるるるるるるるるる・・・
あれ?
きゅるるるるるるるるるるる・・・
あれれ?
きゅるるるるるるるる
・・・・・・
かかんねー!
あ!
ピックアップセンサーのカプラー外したの忘れてた
ホースバンド閉める時邪魔だから
外したんだった・・・・
無事 エンジンがかかり
各部 漏れ、滲み等無し
後は外装を取り付けて完成
いろいろ 悪いところ改善できて満足です
今なら VTRめっちゃ早く分解出来る気がする
お待たせしましたA君 ありがとうございました!
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